無情です

もう、荼?%D:149%#ﾉ付されて、この世のどこにもいなくなってしまったんだろうな…。

あの日、アベの訃報を聞いてから、しばらく手の震えが止まらなくて、冷や汗なのか何なのかよく分からないんだけど、とにかく嫌な汗が止まらなくて、本当に動転してしまった。


まさかこんなに早く逝ってしまうなんて。

まだ４２歳じゃない。どうしてこんなに早く逝かなきゃならないんだ？

結局ミッシェルを踏み越えることなく、幻のギタリストみたいになってしまったじゃないか。

彼は、幸福だったのだろうか…


そんな風に、次々にいろいろなことが頭に浮かんで来て、考えれば考えるほど悔しい気持ちになってしまった。

音楽チャンネルでは続々と追悼番組が組まれて、ミッシェル時代のライブ映像やPVを流し、その早過ぎる死を悼んでいる。

それを見ると、あらためてその一瞬の閃光のようなきらめきに心を揺さぶられる。
ミッシェルは、あの数年間の中に人生を凝縮してしまったのかと思えるくらい、まるで奇跡のようなバンドだった。


解散後はKOOLOGIのサポート以外には大きな活動もなく、ここしばらくは隠遁生活に入り私的なつながりによる友情出演しかしなくなっていた。

そのせいか、最近では彼の存在が感じられないことにすっかり慣れてしまっていて、喪失感がすぐに薄れてしまうのだ。
それが余計私を悲しくさせる。


こうも次々とミュージシャンの損失が続くと、神様があの世でフェスでも開く気か？なんて考えてしまう。

そんなくだらないこと考えられるんだから、私はきっともう大丈夫なんだろう。

でも、またひとつ、心震わせる星が消えてしまった。

アベ君、大好きだった。
丙午生まれはそれでなくても少ないのに、さらに少なくなっちゃった。


あの世をもつんざく爆音をかきならして、神フェスで鬼カッティングぶちかましてくれ！


忘れないよ、ずっと。